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渋味
甘味
ヨーグルト
ターメリック
ギー
ごま油
シナモン
しょうが
お白湯
渋味

今回は六味の中の「渋味」についてご紹介いたします。

渋い味というのは小さい子供の苦手とする味です。甘味・塩味・酸味・苦味は舌にある味蕾というところで感じる味覚で、渋味は痛みに近い感覚と言われています。小さい時って、からっきし痛みには弱いですから渋味が苦手だったのかなって思います。私の小さい頃は渋い柿がよくありました。たまたま渋柿に当たってしまうと、しばらくは口をすぼめたまま顔が固まってしまい、話すこともできませんでした。その渋柿を干すと甘い干し柿になるということが本当に不思議でした。

味で思い出されるのは緑茶ですが、今や世界的にお茶がブームになりつつあるとのことです。お茶に含まれる渋味の成分「カテキン」の抗酸化作用がガンのリスクを減らし、生活習慣病の予防に効果があるというわけでティカフェなどが人気になっているそうです。緑茶にハチミツ、アップル、ブルーベリー、ザクロ、レモンなどのジュースをブレンドした「コラボ緑茶」という形で広がっているらしいのです。長い間緑茶に慣れていると緑茶のもつ青臭さ、程よい苦味とまろやかな深い渋味、後に広がる甘味が何とも美味しくて、他のものをブレンドするなんて!と思ってしまうのですが、そのうち日本でも若い人たちに人気が出てくるのかもしれません。

セリ・ブロッコリー・ホウレン草・小松菜・にら・春菊・ニンジンなどの緑黄色野菜や、キャベツ・レタス・カリフラワー・セロリ・オクラ・キュウリ・大根・白菜などの淡色野菜、ジャガイモ、大豆・小豆・緑豆などの豆類、クルミやピーナッツなどのナッツ類、熟していないリンゴやブドウなど渋味のある果物、コリアンダー、ナツメグ、ターメリックなどのスパイス、赤ワインなど渋味の強い酒類、これらは渋味の代表的な食物です。意外にもハチミツやごま油には甘味とともに渋味があるとアーユルヴェーダではいいます。毎日の食事のなかで欠かすことができない物の多くに渋味が入っていることを考えると、やはり渋味は大切な味といえます。渋味は単独だと食べにくい味ですが、他の味の中に少しだけ入っていると落ち着いた深い味わいになるようです。主役を張る人よりは脇役のちょっと渋い奴という感じでしょうか。

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「渋味は鎮静作用あり収斂作用あり、結合作用あり、圧迫作用あり、傷口を癒し、乾燥性あり、固定性あり、カパ、出血性の病気を鎮静し、身体の湿潤を除去する。その属性は乾性・冷性であるが軽性ではない。渋味はこのような性質を持っているが、これだけを過度に摂取していると口内を乾燥させ、心臓に害を与え、下腹部を膨張させ、発声を妨げ、スロータスを閉塞し、青黒くし、精力を奪い、ガスがたまり消化が遅くなり、ヴァータと尿と便と精液を停滞させ、痩せさせ、疲れさせ、喉を渇かせ、硬直させる。その粗性・清澄性・乾性の本性によって半身麻痺・部分麻痺・痙攣・顔面麻痺などヴァータ性の病気を生ずる。」 (チャラカ・サンヒター 1-26-43)

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味はカパとピッタを減らし、ヴァータを増やす作用があります。また、渋味は体の中では冷やす働きをします。渋味は「痩せさせる」というとたくさん摂りたくなるのが人情です。でも、どんな味についても言えることですが適量をとれば健康を増進させ、過剰にとれば健康を害することになります。最近、お腹が張ると訴える人や便秘の人、尿の出が悪い人などが多く見られます。ひょっとしたら渋味の取りすぎで体が冷えているのかもしれません。

ンドでは昔から歯磨き用ブラシとして新鮮な小枝を噛むということが行なわれていました。どんな植物の小枝でもいいというわけではなく苦味や辛味、渋味をもつ清潔な枝を使います。歯の清掃が終わった後の小枝はゴミにはならず自然に戻ることになります。またトリパラー(三果)と言われるアーマラキー・ハリータキー・ヴィビータキーなど渋味をもつハーブをハチミツやごま油、岩塩を加えて練ったペーストで歯を磨いたり、歯茎のマッサージをするという方法もアーユルヴェーダで紹介されています。ショウガ、黒コショウ、長コショウ、シナモン、カルダモンなど辛味や渋味の粉末をブレンドして、自分の好きな味の歯磨きペーストを作ってみるのもアーユルヴェーダの楽しみ方の1つです。