今回はターメリックについてご紹介いたします。
インドではハリドラー、日本ではウコン(秋ウコン)と言ったほうが馴染み深い呼び名です。ターメリックはショウガ科の丈夫な多年生の植物で、薬効だけでなく、黄金や太陽を思わせる美しいその黄色が好まれて、アジアを初め世界中で愛好されるスパイスです。ときには高価なサフランの代用として料理の黄色い色付けにも使われています。食卓に赤・黄・緑が揃うと、とたんに食事が美味しく思えてよだれが垂れそうになり、食欲がアップすること間違いなし!
東洋では長い間染料としても利用されてきました。ウコンで染めた布は虫除けになるので着物を包むたとう紙や風呂敷としてもお馴染みです。また魔力をもつと信じられ、太平洋の多くの島々では魔除けとして身につけているそうです。
味は苦味・辛味、属性は乾性・軽性、効力は温性、カパとピッタを鎮静する。
作用は抗炎症作用、健胃作用、血液浄化作用、抗菌作用、味覚改善、肌の色をよくするなど。
ーメリックはカレーには欠かせないスパイスです。カレーの美味しそうな黄色はクルクミンの色。クルクミンは脂溶性のために水よりも油に溶けやすく、カレーなど油で調理する料理のほうが成分が効率よく体に吸収されます。また、ターメリックはスパイス同志の仲をよくしてくれるようで、ほんの少しターメリックを入れることによって全体の味がうまく調和します。ただし、ターメリックは焦げやすく、焦げると苦味が増して全体の味が台無しになるので注意が必要です。
ターメリックは最近さらにその薬効が注目されてきました。ときにお酒の好きな人には頼りになる存在となります。クルクミンは肝臓内でアルコールが分解されるのを助けてくれるので、翌日のあの二日酔いの予防にもなるというのです。人によっては「焼酎のウコン茶割り」なんて、美味しいのかマズイのか分からない飲み方をしている人もいるようです。そこまでして飲まなくてもいいのに…と思ってしまいますが。

牛乳を温めながら表面にできる膜をていねいにすくい取ります。牛乳の膜が大さじ1の量になったら、ターメリックを小さじ1弱加えて練ります。これを肌に塗り乾いたら洗い流します。むだ毛の伸びを抑える、肌色がよくなる、皮膚をきれいにするなどの効果があるといわれます。作り置きはできませんので、その都度作って使用します。自然の美容法を楽しみたい方はまずは手足でお試しを。

米3カップを洗って水気を切っておきます。これにターメリック小さじ 1/3 を加えて好みの水加減で炊きます。
何となく胃腸の調子が悪い・元気が出ないなんて人は、いつものご飯をちょっと変えてみてはいかがですか。

かじきまぐろ( 600g )を食べやすい一口大に切り、ターメリック小さじ 3/4 、レッドチリパウダー少々、塩小さじ 1/2 を振りかけておく。フライパンに油をしいてかじきまぐろをきつね色に焼いて取り出しておく。玉ねぎ中 2 個は薄切りし、鍋に油を入れて火にかけ、玉ねぎをきつね色になるまでよく炒める。この中にすりおろしたニンニク 2 かけ、トマトピューレ 1/4 カップ、ココナッツミルク 3/4 カップ、クミンパウダー小さじ1、コリアンダーパウダー小さじ1、レッドチリパウダー小さじ 1/4 、塩小さじ1弱、水1カップを加えてかじきまぐろを鍋に戻し入れる。約 10 分間煮てできあがり。
魚の臭みのないまろやかなカレーです。「作り方教えて」とよく言われる私の得意料理の1つです。
(「はじめてのインド料理」ミラ・メータ参照)
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