ヨーガと食事
自転車運転
目の健康
夏の睡眠
鼻の健康法
ことばと健康
アンチエイジング
酸味
夏の冷たいレシピ
イエローライス
カティバスティ
苦味
生理的衝動
シローダーラー
アビヤンガ
ハチミツ
渋味
甘味
ヨーグルト
ターメリック
ギー
ごま油
シナモン
しょうが
お白湯
アンチエイジング

私はくしゃみ、鼻水などアレルギー性鼻炎的症状が小さい頃からあります。朝起きると挨拶のようにくしゃみが立て続けにでます。鼻水はさほど出なくても、今でも癖のように一応鼻をかんでみたりしています。ですから小学生のころはしょっちゅう近くの耳鼻咽喉科に通っていました。そこは遊びに行く感じの身近な場所という感じでした。先生はとてもユニークな人で、当時でもかなりお年でしたが、歌舞伎役者のような立派なお顔をしていました。ときどき趣味でお芝居などにも出演されていたようです。苦虫を噛み潰したような恐い顔をして、真剣に鼻の穴を覗き込む姿と、待合室に飾ってあるお芝居での粋な役者の顔とのギャップに不思議な感じがありました。それと同時に、実際に見たこともない先生の楽しげな姿に、子供心にも親しみを感じていたのだと思います。そこは大好きな場所でしたが、鼻の治療はけっして快適なものではありません。鉗子で鼻の穴を開かれるのは痛いし、鼻の粘膜に薬を塗られるのは染みるし、のどに苦い薬は垂れてくるし、ということで気持ちのよいものではありませんでしたが、やはり治療後はすっきりしたのでしょう。現在は苦にするほど症状はひどくないので小学生のとき依頼、耳鼻咽喉科にはあまり行かなくなりました。もっとも、あの粋な先生はすでに亡くなってしまって、会うことができなくなったのが理由の1つでもありますが。

 さて、頻繁に耳鼻咽喉科に通っていたとき、「鼻の健康のためにこのようにしなさい」などと注意を受けた記憶もありません。現在でも副鼻腔炎対策など、病的な症状の対策の本などはあるようですが、「健康なときに行なう鼻の健康法」などというものはないようです。私は小さい頃、たぶん同じ生活上の間違いをしていたために、しょっちゅう鼻の不調に悩まされていたのだと感じています。冷たい飲み物をたくさん飲んでいましたし、アーユルヴェーダのいう食べ合わせの悪い食物もよく口にしていました。夜に食べ過ぎることもよくありました。それらはすべてアーユルヴェーダ的には鼻の健康にはよくないことばかりです。また冷たい雨風にさらされることや、夜更かしすることや寝すぎることも鼻の健康にはよくありません。運動しないことだって鼻の健康にもよくないのです。

しかし、アーユルヴェーダではしてはいけない禁止事項ばかりをきつくいうのではありません。積極的におこなって欲しいことも述べています。その1つに油を点鼻するという方法があります。「ナスヤ」というものです。これには本格的な鼻の浄化法としておこなう方法もありますが、自分でできる簡単な方法もありますので、それを紹介いたします。

「ごま油を指にほんの少しつけて、鼻の粘膜に軽く塗る」 

たったそれだけの、一番簡単な方法です。綿棒に油をつけて塗ろうとするときは、奥のほうに入ってしまう危険性があります。スポイトで滴下すると、スポイトの後処置がやっかいで、不潔になりやすい点も気になります。洗ってきれいにした指が一番清潔で、安全で、鼻の粘膜にやさしく触れ、後の処置も楽です。先日テレビでビニールの手袋をして料理を作っているのを見ました。何か淋しく感じたのです。きれいに洗った手でやったらいいのにと。

また、ごま油は焙煎した茶色いものではなく、絞っただけの透明な油を使います。人によってはギーを使うのもいいでしょう。この方法は一日一回、いつ行なってもいいのです。これは鼻だけでなく、頭や首の不調にもいいといわれています。ただし、ごま油に違和感をもつ人や、鼻血が出ていたり、熱があったりなど体調不良のときは止めましょう。

「毎日ゴマ油を鼻孔浄化用に使用することは有益である。これは頭に存在するカパを洗い落とすものであるから、健康によく、他には油に勝るものはない。」

                          アシュターンガ・フリダヤ 総論  20 章

 
アーユルヴェーダサロン サロンマティ アーユルヴェーダサロン サロンマティ