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早朝起床

私はお腹が空いて夜中に目をさますことがよくあります。夕食の時間が早かったり、あまりにも簡単に済ませてしまったりすると、とたんに3時ごろに目が覚めてしまいます。このままじっと夜が明けるのを待つのは無理!と観念して、がさごそと何か食べるものを探すのです。 でもこんな時間に食べてはいけないと反省して、たいていはホットミルクに落ちつきます。

 

先日もホットミルクを飲みながら、暇に任せてテレビをつけてみました。午前 3 時ごろにもかかわらず健康用品の通販番組が、結構元気よく放映されています。「こんな時間にすっきり目覚め、テレビをつけている人には健康用品は必要ないかもね〜」なんて考えながらチャンネルを変えてみました。すると世界中の夜明け前の風景をただただ静かな音楽とともに流し続けている番組に、目がくぎ付けになりました。なんて綺麗なんでしょう!

 

四方八方を家に囲まれている都会に住んでいると、夜が明けていく時間をゆっくりと味わうことなく、空がしらじらとしてしまいます。たとえテレビの映像であっても、夜明け前から日の出にかけての時間は本当に清々しく、力に溢れているように感じられました。地球がエネルギーに満たされていくって感じです。

 

アーユルヴェーダでは人が健康でいるためにはリズムのある生活を第一に考えています。いつ起きるのか、いつ寝るのか。職業によって、家庭環境によって、どうしても早朝起床が無理という人はよくいます。たとえ遅寝遅起きであろうと、それが長年の習慣となって、一日の規則正しいリズムになっているのであれば、その人の生理機能もそれなりに順調になることができるからよいとします。一番よくないのは、ときどき早く起きたり、ときどき遅く起きたりというような不規則な生活を繰り返すことです。いつ排便をしたらいいのか、いつ眠りについたらいいのか、体が戸惑ってしまうのです。身体はリズムのある生活を一番心地よいと感じるのです。いつも決まったパターンを繰り返すことが自然のリズムに合っているからです。

 

でも、できることならいつも早朝に起きることがベストです。

 

では、早朝起床とはいったい何時ごろに起きればいいのでしょうか。

 

早朝起床というと人によって感じ方が違います。お年寄りにとっては3時ごろが早朝かもしれないし、会社勤めの人にとっては5時ごろでさえ、とてつもない早朝だと思うかもしれません。

 

アーユルヴェーダでは、日の出から日の出前の 96 分間を「聖なる時間」といい、その時間帯に起きることを勧めています。その時間帯に起きることが健康の原点になると考えます。

とすると、日の出が 4 時半ごろの夏には 3 時ごろから 4 時半までに起き、日の出が 7 時近い冬には 5 時半ごろから 7 時ごろまでに起きればいいことになります。

そのように季節によって早朝時間をずらして考えてもいいわけですが、アーユルヴェーダでは起床時間については、もう 1 つ考えるべきことがあります。「夏」は人の体力や消化力、抵抗力が一年で一番弱い時期であり、さらに昼の時間が長く夜の時間が短いし、寝苦しくなかなか寝つけない時期でもあるために、睡眠時間が不足しがちになります。だから夏には睡眠時間は十分にとるべきだと考え、無理に 3 時や 4 時に起きなくていいというのです。また、「冬」は人の体力や消化力、抵抗力が一番強い時期であり、さらに昼の時間が短く夜の時間が長いので、 7 時ごろまで寝ている必要はないと考えています。

これらのことを考えると、一年を通して「 5 時半から 6 時ごろに」起きればいいことになり、我々にとって健康に一番いい起床時間帯といえます。

「なあんだ、やっぱりそうか」

とはいっても、寝る時間が遅くなりがちな現代人にはかなりの早い時間です。夕食を終えて、お風呂に入ってゆっくりしたらメールをチェックなんていうあなた、美と健康のためには、メールの返信やブログの書き込みは、朝の清々しい時間にしたほうがよさそうですね。

 
 
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